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花粉症について

今や国民的スター、いや国民的な病気となっています花粉症、皆さんのお子さんは大丈夫ですか?統計によりますと、日本人の約3割程度が花粉症だと言われています。私の印象だともっと多い様な気がしますが・・もしかしたら自分も花粉症かもと最近思い始めています。花粉症とは、有名どころで言うと、スギやヒノキの花粉によるアレルギー症状で、くしゃみ・鼻水・目に痒み・イライラ・熱っぽい(高熱ではなく)などが起こるとっても不快な病気ですね。医学用語では季節性アレルギーとも呼ばれています。先ほども少し触れましたが、原因は有名なスギ、ヒノキの2つだけではありません。他にカモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、シラカバ、ヨモギなどなど多くの原因があり、血液検査で調べることが可能です。この花粉症という病気は比較的最近(と言っても戦後ですが)日本で報告されるようになり、ご存知の通り、年々患者さんが増えています。地球温暖化、スギの増加、大気汚染、日本人の生活習慣の変化(食生活を主に)、住環境などが花粉症の増加に拍車をかけていると報告されています。

冬の終わり辺りからスギやヒノキの話題がTVを賑わせ、薬局薬店でも多くの花粉対策グッズや市販薬が売られるようになりますね。ご存知だとは思いますが、症状が出てからの飲み薬開始は実は遅くて、症状が出る前から「予防的に」お薬を飲むのがお勧めです。という事は原因の花粉を知っておく必要がありますね。スギやヒノキが終わっても何だかすっきりしない・・なんてお子さんもいらっしゃるでしょう。その場合はスギやヒノキではない可能性があります。夏から秋にかけても違う花粉が飛んでいるのです!ブタクサ(キク科 8月~10月)、ヨモギ(キク科 8月~10月)、カモガヤ(イネ科 5~8月)、オオアワガエリ(イネ科 5~8月)などといったあまり聞きなれない草からの花粉です。これらの草は公園や川沿いなどに生息していますので、花粉が飛ぶ時期は行くこと自体を避けた方が良いかも知れません。豆知識ですが、ブタクサは「マッカーサーの置き土産」なんて言われているらしく、第2次世界大戦後に日本に入ってきたともいわれています。花粉症の裏に歴史あり・・なんですね。



おの小児科ではお子さんの花粉症が何の花粉症なのかを積極的に調べてほしいと思っています。つまりは血液検査をしましょう!という事です。

どうしてかと言いますと、先に書きました通り、症状が出てからお薬を飲むのでは「遅い」からです。 相手を事前に知っておけば、ニュースなどでいつごろ飛ぶかが分かりますね。そうすれば早目にお薬を飲み、予防することが可能です。 実際、スギ花粉自体、2月には飛び始めますので、1月下旬には対策を練った方が無難だと思います。 後は当たり前ですが、花粉用の眼鏡、外出から家に入る際には服から花粉を落とす、洗濯物を取り入れる際は花粉を落とす、と言った「防御策」も重要です。 当たり前ですが、お薬だけでは不十分、しっかりとした対策を行い、つらい花粉症をやっつけましょう!最後により具体的なお薬以外の対策を書いておきますので参考にしてくださいね。


勿論、飲み薬、目薬、点鼻薬、皮膚のお薬と全て当院で処方可能です。
花粉症でお悩みの皆さん、当院を是非ご利用ください。

食物アレルギーについて

食物アレルギーって本当に気になるし、もしそうだったら・・どうしよう、なんて皆さん思われると思います。 実際、食べ物のアレルギーのご相談が本当に多く、きっと大勢のパパやママを悩ますアレルギーなんだと思います。 そこで、ここではその食物アレルギーを分かりやすく簡単に書いておきます。詳しくは診察時にお話ししますが、私自身、食物アレルギーの治療に携わった経験が乏しく、 診察できる守備範囲が狭いです。そこで、当院は尼崎総合医療センター小児アレルギー科などの専門機関のお力をお借りし、適切な時期に同施設へお子様をご紹介しています。 本来なら経口負荷試験などを行えば良いのですが、小さなクリニックで行うリスクを私は優先していますので、検査は行いますが、食べることが出来るか出来ないかのテストは行っておりません。 これもお子様の安全を優先しての事です。ご理解くださいますよう、よろしくお願い致します。では、食物アレルギーについて簡単に書いておきます。

アレルギーのある食べ物を食べて直ぐに何らかの症状が出る子供は0歳がダントツ多いです。全体の約3割と報告されています。 3歳までに年齢を広げますと全体の7割弱となります。要はこの年齢にかなり多いという事になりますね。 原因で有名なのは卵、大豆、小麦、牛乳なのですが、3歳までに半分程度の子供たち、 9割程度の子供たちは小学校に入るまでに食べることが出来るとも言われています。 ですから、アレルギーと診断されても諦めないで、悲観しないでください。

食物アレルギーを分類すると4つのパターンに分けることが出来ます。
(1)新生児・乳児消化管アレルギー
多くは粉ミルクが原因、嘔吐や血便、下痢などが起こります。外科の病気と区別がつきにくく、必ず病院を受診してください。

(2)食物アレルギーに関係するアトピー肌
食物アレルギーがアトピー肌の子供さんに隠れていることがあります。皮膚の具合が芳しくない赤ちゃんは離乳食開始前にアレルギー検査をお勧めします。

(3)即時型(直ぐに症状が出る)
原因の食べ物を食べて2時間以内に症状が出るタイプです。これを「そくじがた」と言います。皮膚が赤くなり腫れる、目の周りがパンパンに腫れる、咳、ゼーゼー、呼吸困難、嘔吐、腹痛、下痢など様々です。2つ以上の症状が出る(正確には2つ以上の臓器に症状が出る)タイプをアナフィラキシーと言い、時には血圧が下がり命に係わる事態となります。

(4)特殊型(運動するとダメ、口の中がイガイガ)
運動誘発はその名の通り、食べた後2時間以内に運動すると症状が出るというタイプです。今まで何人か診察をしたことがありますが、比較的まれらしく、統計上は6000人に1人だそうです。体調が悪いと尚更なりやすい様ですが、基本的には食べた後4時間くらいは運動をしない方が良いというタイプです。口の中がイガイガ、いわゆる口腔アレルギーは花粉症との関係が有名です。特徴としましては生の野菜や果物を食べると比較的短時間のうちに口の中がかゆく、イガイガするというものです。例えばシラカバやハンノキといったものの花粉症の場合、リンゴやナシがダメです。スギならトマトやナス、ヨモギならセロリ、人参、マンゴーでしょうか。イネならばメロン、スイカ、キウイ、トマト、オレンジ、ピーナッツがダメ、ブタクサではメロン、スイカ、きゅうり、バナナなどがイガイガの原因となると言われています。何かを食べて口の違和感がある方は花粉症が隠れているかも知れません。

食物アレルギーの症状をおさらいしておきましょう。
皮膚:痒い、腫れる、赤くなる
口 :口の中がヒリヒリ、イガイガする
肺 :咳、痰、ケンケンとした咳、ゼーゼーといった咳
胃腸:腹痛、嘔吐、下痢、血便
全身:元気がない、逆に不機嫌、顔面蒼白、冷や汗、倒れる


などですね。
最後に一番お伝えしたいのが一番最後の症状、いわゆる全身症状です。これは本当に危険ですので、必ず救急車を呼んでください! 少し補足でご説明します。この全身症状というのはアナフィラキシーと言います。また血圧が下がる場合はアナフィラキシーショックと言い、大変危険なものです。 先ほどの各臓器のうち2つ以上の臓器の症状が出るものをアナフィラキシーと言いますと書きました。その後、意識不明、血圧が下がる、失禁する・・・となると病気のランクが一気にあがります。 繰り返しになりますが必ず救急車を呼んでください。 ニュースで時に報道されていますが、ハチも要注意です。夏から秋にハチは活動が盛んだそうです。気を付けましょう。

さて、ではどんな食材はアレルギーの代表なのでしょうか。次はそれをお話ししましょう。
ベスト3は卵、牛乳、小麦ですね。全体の6割ほどを占めています。 後はカニ、エビ、そば、ピーナッツなどの豆、果物でしょうか。これで9割を占めていると思われます。 また、覚えておいて欲しいのが、これらの食べ物そのものだけではなく、それらが微量でも入っている商品にもアレルギー反応を起こす可能性があるという事です。 例えば、市販の風邪薬、ガム、歯医者さんの治療薬などにも注意が必要です。歯医者さんに行く場合、必ず問診票にアレルギーは書きましょうね。

次は検査です。アレルギー検査には血液検査、皮膚のテスト(当院は行っていません)、食物除去試験、食物経口負荷試験(当院では行っておりません)などがあります。 当院で行っていない検査が必要な場合は、もちろん、オススメの専門医療機関をご紹介いたします。当院では血液検査を主として行い、原因食材を突き止めています。 ただ、血液検査の結果と病気の重症度が必ずしも一致するわけではなく、そこが悩ましいところですが・・要は食べてOKならOK、ダメならダメ、最終的には経口負荷試験が必要になるケースが時にはありますね。 その際は先ほど述べました通り、尼崎総合医療センターはじめ、しかるべき医療機関にご紹介し、お子様にあったアレルギー治療をしてもらうことが可能です。 専門の先生には食物経口負荷試験、原因食物の確定診断、食物除去の経過観察、栄養の指導などを主に行ってもらいます。
ある程度落ち着いた段階で、当院のような街のかかりつけ小児科と連携し、両方の医療施設でお子さんのアレルギーに向き合っていく形となります。 「一生食べることが出来ない」ではなく、「食べることが出来るように」「除去する食材は最低限度に」が大切です。一緒に頑張りましょう。

最後に原因食材の卵、牛乳、小麦について簡単に書いておきます。後は詳しい本やホームページに書かれていますし、ご希望でしたらお勧めの本もご紹介いたします。お気軽にお申し付けください。

― 卵 ―
卵アレルギーは一番多いアレルギーの原因です。とても多くの子供たちが受診されます。その反面、早いうちに食べることが出来る可能性が高い食べ物でもありますので、しっかり検査し、除去が必要か、ゆっくり食べてOKなのかを見極めましょう。卵はご存知の通り、卵黄と卵白がありますが、だんぜん卵白がダメな子が多いです。要は黄味はOK、白味はNGという事ですね。また検査をする場合、オボムコイドという物質も測定します。この物質は卵白に含まれていて、この数値が高い場合、白味を加熱してもアレルギー症状が出る場合があります。当院では、卵黄、卵白、オボムコイドの3つを基本検査します。もし、お子さんが卵の完全除去となった場合、色々な食品に入っていますので必ず商品の「原材料」をしっかり確認してください。また卵の代わりになる食べ物としてはお肉や魚をしっかり食べておけば栄養の偏りはないと言われています。卵アレルギーと診断されても諦めず食べることが出来るまで地道に待ちましょう。

― 牛乳 ―
牛乳アレルギーの主な原因はそれに含まれるカゼイン、ベータラクトグロブリンという物質です。中でもカゼインは加熱などの処理をしてもアレルギーを起こす強さに変化がないと言われており注意が必要です。色々な加工品に使われていますので、これも必ず「原材料」を確認しましょう。ご存知の通り、牛乳にはカルシウムが含まれていますね。牛乳を除去するとなるとカルシウムを積極的に摂る必要が出てきます。成長にはかかせないカルシウム、豆腐やヒジキ、アレルギー用のミルクで補いましょう。後、注意したいのが牛乳とか乳とかが表記されていない場合があり、食べさせてしまう事があります。例えばですが、生クリーム、ヨーグルト、チーズ、ケーキなど・・だいたいは予想が出来ると思いますが、怪しいな?と思った際は避けるか店員さんにお聞きください。誤食防止はとても大切です。

― 小麦 ―
小麦も多い原因、早い段階で食べることが出来る場合もあるし、小学生以降も除去が必要な場合もあり、経過は子供それぞれです。完全除去の場合、主食がお米ならOK、栄養の偏りに心配はありません。何度も書いていますが、かならず食品の「原材料」をご確認くださいね。完全除去の場合でも麦芽糖と醤油はOKです。カレーのルーや春巻きの皮、中華麺などには加工の段階で小麦が含まれている事が多いですので注意が必要です。小麦の特徴としては加熱してもアレルギーを起こす強さには変化がないという事、つまりは火を通せはOKでしょ?というわけにはいかないという点を覚えておいてください。

おの小児科・小児アレルギー科